【利用するまでの流れ】放課後等デイサービスの利用方法や条件を詳しく解説!
放課後等デイサービス(通称「放デイ」)は、発達障害や障害のある子どもたちに専門的な支援を提供する施設です。 放課後や学校の休業日に利用でき、生活スキルや社会性の向上を目指すことができます。
これから、放課後等デイサービスの利用までの流れと、利用条件について詳しく解説します。
1. まずは利用条件を確認
放課後等デイサービス(放デイ)を利用するためには、まず対象となる以下の条件をご確認ください。
- 障がいのある小学生、中学生、高校生(6歳から18歳までの就学児)である
- 受給者証を保有している
放デイは、発達障害や障害のある児童を対象にしており、主に6歳から18歳までの子どもが利用できます。ただし、自治体や施設によって年齢制限や条件が異なる場合があるため、事前に確認が必要です。
また、利用には「受給者証」が必要となります。受給者証は、市区町村の福祉課で申請し、交付されます。 申請には医師の診断書や障害者手帳が求められることが一般的です。
→ 受給者証を発行するには注意
- 個別の状況に応じた自治体の判断により、特例として20歳まで利用できるケースもあります。
- 障害の診断名や障害者手帳がなくても利用が可能です。 発達の遅れや特定の支援が必要と判断された場合に適用されることがあります。
2. 利用するまでの全体の流れ
放デイの利用を開始するまでには、いくつかのステップがありますが、 自治体や相談員さんからのアドバイスやサポートを受けられれば、 スムーズに進められるようになります。
以下、一つずつ簡単に書き出しておきます。
①地域の相談支援機関や福祉課に連絡
地域の相談支援機関や福祉課に連絡し、利用に関するアドバイスを受けます。
相談員さんから相談支援を受けることができるようになれば、 必要な情報や手続きについてのサポートを受けることができます。
②放デイの情報収集・見学
さまざまな放デイ情報を収集し、利用する施設を選びます。 選定後は施設に直接連絡して見学の予約を行い、実際の施設の様子やサービス内容を確認します。
③放デイへ利用申請
見学後、利用することに決めた放デイに対して、正式に利用申請を行います。 申請には、受給者証や必要な書類を提出します。
④支援計画の作成
申請が受理された後、支援会議などを経て事業所の児童発達支援管理責任者が支援計画を作成します。 支援計画では、子どものニーズや目標に合わせた支援内容を策定します。
3. 【ポイント】事前の見学は必ず行うこと
事前の見学は、放デイを選ぶ際の重要なポイントです。 実際に施設を訪れることで、スタッフの対応や施設の雰囲気、利用者の様子を確認できます。 また、支援内容が子どもに適しているかどうかを判断するためにも、見学は欠かせません。
見学時には、質問を用意しておくとよいでしょう。
具体的には、支援プログラムの内容や、緊急時の対応方法、送迎サービスの有無、 他の利用者との関わり方などを確認しておくと安心です。
4. 支援計画はどうやって作成する?
支援計画は、放デイを利用する上で非常に重要な要素です。 この計画は、子どもの個々のニーズに基づいて作成され、保護者の意見を参考に施設の児童発達支援管理責任者が作成します。 支援計画には、具体的な目標や支援内容が明記され、定期的に見直しが行われます。 また、計画作成には時間がかかることもありますが、子どもの成長や発達を最大限にサポートするために、 計画の質が非常に重要です。
5. 受給者証を発行するには
受給者証は、放課後等デイサービスを利用するために必要な証明書で、取得にはいくつかの手続きが必要です。 申請には医師の診断書、または意見書や障害者手帳などいずれかが求められることが多く、申請プロセスには時間がかかることがあります。
相談員さんに相談すると、申請手続きのサポートを受けたり、必要な書類を整えるためのアドバイスをもらえたりします。
まだ相談支援を受けられない状態でしたら、お住まいの地域の障害福祉担当の行政機関(市区町村の福祉課など)に相談すると良いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
放課後等デイサービスの利用にはいくつかのステップがあります。 利用までの流れや条件を理解し、自分の子どもに合った支援を受けるために、 適切な事業所選びと支援計画の作成をしっかり行いましょう。
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